『こんな仕事なんて誰でもできる』という悩みに困っているサラリーマンのあなたへ
こんな仕事なんて、誰でもできるという辛い悩みについて
・こんな仕事なんて誰でもできるという悩み
サラリーマンの方なら一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
『こんな仕事なんて誰でもできる。なんで俺がしなければいけないんだ』と。
実は私もこの考えにずいぶん苦しめられました。
『なんで俺がこんな仕事を任されるんだ。俺にしかできない仕事があるはずなのに』
と、悩んだこともありました。
・自分しか出来ない仕事があるという感覚は正しい
私は自分しかできない仕事があるという感覚は正しいと考えています。
自分にしかできないことというのは存在します。
何故ならば自分は他人と違うからであり、他人と違うということはその違うことを商品化して他人に提供することができるからです。
なので、その感覚は正しいのです。
・では何故、誰でもできる仕事を任せられているのか
しかし、では何故『誰でもできる仕事』を任されるのでしょうか?
実はそれは至極当然のことなのです。
以前の記事でも触れましたが、会社は替えの効かない立場に人がいるのを嫌います。
多かれ少なかれそういう傾向があります。
これは仕方ないことです。
もし替えの効かない立場にいる人が会社を辞めた場合、場合によっては事業継続が厳しくなるからです。
そのため、そういう状態を嫌います。
では、その結果どうなるか?
誰でもその仕事ができるようにマニュアル化されます。
そしてマニュアル化された仕事があなたにやりふられます。
これは良いとか悪いとかではありません。
会社存続のためには、そうしたほうがリスク分散になるという当たり前の話なのです。
・考え方を変える
「んじゃ、どうしろというのよ?」
と言われそうですね。
そういう時は、考え方を変えるんです。
会社がマニュアル化した仕事を割りふるのは、会社として当然です。
でもあなたがその仕事をただ何も考えずやるというのは違います。
マニュアルの範囲内でも工夫できる余地は必ず残っています。
どんなつまらなそうな単純作業であっても工夫の余地は必ず残っています。
その工夫を極めてみましょう。
あなた自身が自ら、自分自身を差別化するのです。
あなた自らが主体的に動いたとき、『つまらない仕事』と考える余裕はなくなっているはずです。
・こんな仕事なんて誰でもできる、と本気で悩んでいるあなたに捧げる言葉
最後に一言、あなたにこの言葉をささげて今回の記事は終わりにしたいと思います。
小林一三という方がいます。
明治の方です。
阪急電鉄・宝塚歌劇団・阪急百貨店・東宝をはじめとする阪急東宝グループ(現・阪急阪神東宝グループ)の創業者です(Wikipediaより)
その方が凄くいい言葉を残しています。
「下足番を命じられたら日本一の下足番になってみせろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ」